脂質代謝異常でスタチン剤を服用していたまるでしたが、何かと評判の悪いスタチンを断薬しナイアシンの大量服用でコレステロール値のコントロールをしております。
一方、まるは食後高血糖ももっております。
ゆるい糖質制限は実行してますが、インスリン抵抗性があります。
こんな研究を見つけました。
要約
ナイアシンは短期的には脂肪細胞のレプチン産生を増加させ、レプチン抵抗性を起こす可能性がある。長期的にはレプチンの産生を低下させ、肥満を引き起こす可能性が示された。
ナイアシン投与で糖尿病患者にインスリン抵抗性を起こすという報告と今回の実験結果を考え合わせれば、糖尿病患者にナイアシンを投与する治療は慎重に検討されるべきである。
科学研究費助成事業データベース より
糖尿病発症要因の栄養学的追求と予防法の究明
インスリン抵抗性とナイアシン代謝の関係
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-23933004/
まるは、ゆるい糖質制限続けながら、当分ナイアシンは続けます。
インスリン抵抗性対策として、ナイアシン服用中は積極的にビタミンDサプリを補給します!
ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病
http://www.taiyou-clinic.jp/blog/archives/1281
追記(循環器トライアルデータベース)
HMG-CoA reductase阻害薬(スタチン)治療を受けている冠動脈疾患(CAD)患者において,低HDL-Cに有効なniacinを追加投与した場合の心血管イベントへの影響を検討。
一次エンドポイントは1年後の総頸動脈内膜-中膜肥厚(CIMT)
http://circ.ebm-library.jp/trial/doc/c2002312.html
追記(栄養、筋、トレーニングその他イソチオブログ)
現在のエビデンスでは、肝臓におけるグルコース合成を抑制するインスリンの能力を妨げるので、ナイアシン摂取の長期使用はインスリン抵抗性を増加させることを示唆しています。
これは、血中グルコースレベルの上昇を引き起こし、関連する受容体が最終的に血液中の上昇したグルコースレベルに脱感作されるため、時間の経過とともにインスリン感受性が低下してしまいます。
http://eiyokintore.hatenablog.com/entry/2017/10/14/ナイアシン(ビタミンB3)の概要