■遅発性ジスキネジアを治す!症状軽減~根治まで人柱として実験検証 食いしばりを克服までの経過
※黄色は加筆部分です
私は、向精神薬の長年の服用によって著しいミトコンドリア機能の低下があるのではないかと疑っております。
断薬によって起こる様々な離脱症状も、根底には向精神薬服用によるミトコンドリア機能低下が回復能力を妨げているのではないかと考えます。
ミトコンドリア病の症状を見ると、ベンゾ断薬による離脱症状とよく似ています。
※双極性障害についてのミトコンドリア病との関連【重要6】参照
難病情報センター
ミトコンドリア病(指定難病21)
http://www.nanbyou.or.jp/entry/335
抜粋
3.症状
代表的なミトコンドリア病の病型は、主に特徴的な中枢神経症状を基準に診断しているが、実際はこれらを合併して持つ症例や中枢神経症状がない症例も多数存在している。
代表的な臓器症状は、以下に示すようなものになるが、これらを組み合わせて持っている患者は、ミトコンドリア病が疑われ診断に至ることが多いが、単一の臓器症状しかみえない患者では、なかなか疑うことすら難しく、確定診断に至るまで時間を要することがまれでない。
中枢神経 | 痙攣、ミオクローヌス、失調、脳卒中様症状、知能低下、偏頭痛、精神症状、ジストニア、ミエロパチー |
骨格筋 | 筋力低下、易疲労性、高CK血症、ミオパチー |
心臓 | 伝導障害、ウォルフ・パーキンソン・ホワイト(WPW)症候群、心筋症、肺高血圧症 |
眼 | 視神経萎縮、外眼筋麻痺、網膜色素変性 |
肝 | 肝機能障害、肝不全 |
腎 | ファンコーニ症候群、尿細管機能障害、糸球体病変、ミオグロビン尿 |
膵 | 糖尿病、外分泌不全 |
血液 | 鉄芽球性貧血、汎血球減少症 |
内耳 | 感音性難聴 |
大腸・小腸 | 下痢、便秘 |
皮膚 | 発汗低下、多毛 |
内分泌腺 | 低身長、低カルシウム血症 |
<診断基準>
Definite、Probableを対象とする。
1.主要項目
(1)主症状
①進行性の筋力低下、横紋筋融解症又は 外眼筋麻痺を認める。
②知的退行、記銘力障害、痙攣、精神症状、一過性麻痺、半盲、皮質盲、ミオクローヌス、ジストニア、小脳失調などの中枢神経症状のうち、1つ以上を認める。または、手足のしびれなどの末梢神経障害を認める。
③心伝導障害、心筋症などの心症状、肺高血圧症などの呼吸器症状、糸球体硬化症、腎尿細管機能異常などの腎症状、強度の貧血などの血液症状又は中等度以上の肝機能低下、凝固能低下などの肝症状を認める。
④低身長、甲状腺機能低下症などの内分泌症状や糖尿病を認める。
⑤強度視力低下、網膜色素変性などの眼症状、感音性難聴などの耳症状を認める。
追記(1)
※上記の黄色マーカー部分は私が経験してる症状です
認知機能低下や夜間頻尿・視力の急激な低下・夜盲も上記に当てはまります
ジストニアと思われる眼瞼痙攣や嗄声や嚥下障害など様々な症状が出ました。
視力は今も回復しておりません。
以下ページに私が経験したベンゾ断薬による離脱症状や向精神薬の副作用と思われる諸症状を書きだしています。
http://bzd-phytotoxicity.org/?p=209
私は、ミトコンドリア機能回復のため以下サプリを摂取中。
ユビキノール(還元型コエンザイムQ10)
アセチル・L-カルニチン&アルファリポ酸
グリシン
タウリン
MSM(有機硫黄 メチルサルフォニルメタン)
ナイアシン(ビタミンB3 ニコチン酸)
処方薬
ビタノイリンカプセル50(VB1,B2,B6,B12)
※ビタノイリンの薬理効果は最後尾に転載します。
上記サプリを継続することによって、ジスキネジアの症状が確実に軽減しました。
※ただし、万人に当たるとは限りませんが参考までに。
なお、ミトコンドリア病のMELAS(メラス ミトコンドリア脳筋症)には現在日本で大正製薬が処方薬申請中。タウリンを大量処方されている患者は10年以上発作やてんかんを起こしておらず副作用もない。
処方量は1日14g(1回4グラムを1日3回).
https://www.taisho.co.jp/company/release/2018/2018041601.html
追記(2)
山陽新聞
ミトコンドリア病抑制にタウリン 大量投与で確認 川崎医科大教授ら
http://www.sanyonews.jp/article/813560
川崎医科大学
https://k.kawasaki-m.ac.jp/cgi-image/972/972_gEzIeoHcjmEcfWIeOjqOIiJkBAfXhUnjaYgDtDInDaYLKOXPmT.pdf
追記3【重要6】
双極性障害とミトコンドリア病
理化学研究所(理研)脳神経科学研究センター精神疾患動態研究チームの加藤忠史チームリーダーらの共同研究チーム
双極性障害におけるミトコンドリアとセロトニンの関係を解明
共同研究チームは、双極性障害患者集団の中に、ミトコンドリア病[4]の原因遺伝子(ANT1)に変異を持つ患者を見いだしました。脳だけにこの遺伝子の変異を持つマウスを作製・解析した結果、セロトニン神経細胞の活動が亢進していることを発見しました。これによって、双極性障害において、ミトコンドリア機能障害とセロトニン神経伝達の変化という、二つの病態経路をつなぐメカニズムを初めて解明しました。
[4]ミトコンドリア病
細胞内小器官であるミトコンドリアが原因となる病気。ミトコンドリアDNAの変異、あるいは核ゲノムの遺伝子変異により二次的にミトコンドリアDNAに変異が生じるために発症する遺伝病。脳と筋の症状が強く表れることから、ミトコンドリア脳筋症とも呼ばれる。
【覚書 抜粋】
ミトコンドリア内の代謝経路では、各種のビタミンが補酵素として働いており、その補充は理にかなっている。実際は、水溶性ビタミン類(ナイアシン、B1、B2、リポ酸など)が用いられる。コエンザイムQ10の効果は明らかではないが、使用することが多い。
【ビタノイリン 薬理効果】
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00048070
■フルスルチアミン(ビタミンB1)
ビタミンB1は神経細胞の形態保持上重要であり[2]、また、神経興奮伝導[3]や神経細胞のエネルギー産生[4]に関与している。
フルスルチアミンは、ビタミンB1に比べて消化管からの吸収がよく、高い血中[5]・臓器内B1濃度[6]、長い体内貯留性、多量の結合型B1の生成[7]等の特性を示し、生理学的・生化学的にビタミンB1のmetabolic poolをみたしてビタミンB1の欠乏又は代謝障害が関与する神経機能障害を改善する。試験的には、神経・筋に対して、神経細胞の増殖促進[8]、神経再生促進(ウサギ)[9][10]、骨格筋活動電位の増加(ラット)[11]等の作用が認められている。
■ピリドキサールリン酸エステル(ビタミンB6)
ビタミンB6は神経細胞、神経線維の形態保持上重要であり、ビタミンB6欠乏により末梢神経系ではスフィンゴリピド合成障害等によると考えられる軸索、髄鞘の変性・崩壊がみられる。[2]
ピリドキサールリン酸エステルは、ピリドキシンに比べて種々の特性を有する補酵素型ビタミンB6[12]で、ビタミンB6の欠乏又は代謝障害が関与する末梢神経炎に用いられる。
■ヒドロキソコバラミン(ビタミンB12)
ビタミンB12は神経細胞特に、核、Nissl物質、原線維の完全な保持に必須のビタミンで、ビタミンB12は欠乏により中枢・末梢神経において神経細胞の萎縮・変性、髄鞘の膨脹を伴う神経線維の腫脹、ついで軸索の破壊、髄鞘の崩壊が起こり神経症状を発症させる。[2]
ヒドロキソコバラミンは、ビタミンB12であるシアノコバラミンに比べ体内貯留性、持続性[13]、補酵素型B12への転換[14]等で、よりすぐれた生物学的特性を示し、ビタミンB12の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される神経・筋疾患に用いられている。
試験的には、神経線維の成長促進、glia細胞の増殖促進(in vitro)、神経の再生促進(ウサギ)等が報告されている。[15]
■<フルスルチアミン、ピリドキサールリン酸エステル、ヒドロキソコバラミンの協同作用>
神経細胞の増殖及び神経機能と密接な関連をもつ膜の構成成分であるリン脂質の合成促進(in vitro)[8]、神経の外科的損傷時の再生促進(ウサギ)[16]、アロキサン糖尿病の試験的神経炎における神経伝導速度の低下と神経線維の形態学的変化の正常化(ラット)[17]等において、フルスルチアミン、ピリドキサールリン酸エステル、ヒドロキソコバラミンの併用が、各単独投与よりもすぐれていることが示されている。