UDCAが孤発性や家族性アルツハイマーの線維芽細胞においてミトコンドリア機能を改善

海外の情報

UDCA(ウルソデオキシコール酸)が孤発性や家族性アルツハイマーの線維芽細胞においてミトコンドリア機能を改善

現在海外では、UDCAがパーキンソン病、レビー小体型認知症、ALSや、他の神経変性疾患にも効果が期待されているようです
今回、孤発性アルツハイマー・家族性アルツハイマーにも効果があるという文献を偶然見つけました

私のジスキネジア まで止めてくれているウルソデオキシコール酸(UDCA)は、大脳基底核の神経変性疾患全般に応用できるのではないか、と期待してしまいます

UDCAは熊の胆汁酸(動物胆生薬:熊胆)の主成分を化学合成した薬ですので、肝疾患などには昔から処方されている非常に副作用の少ない薬です

1日の処方量は肝硬変などで600mg/day
最大処方量は900mg/dayとされています

私は飲み始め1週間は1200mg/dayを飲んでおりました

UDCA単体よりタウリンと併用することで効果が高くなることを体感し現在は

1回量 UDCA 150mg +タウリン1000mg
を1日4~5回ぬるま湯で服用
※7月7日からタナベ胃腸薬ウルソ1回50mgに変更

日によっては1日3回で済むこともあります
食前・食後関係なく、いつ飲んでも15~20分位で症状が止まります

参考
肝疾患の治療、肝機能や消化不良の改善:通常、成人は主成分として1回50mgを1日3回服用
胆石の溶解:通常、成人は1回2錠(主成分として200mg)を1日3回服用
原発性胆汁性肝硬変およびC型慢性肝疾患における肝機能の改善:通常、成人は1回2錠(主成分として200mg)を1日3回服用
治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されますが、増量する場合の1日最大服用量は9錠(900mg)

※原発性胆汁性肝硬変(PSC)に対しての高容量服用については副作用報告がありました

National Center for Biotechnology Information(国立生物工学情報センター
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6193139/

以下はUDCAとアルツハイマーについての文献の機械翻訳

抜粋

ウルソデオキシコール酸は散発性または家族性アルツハイマー病患者の線維芽細胞においてミトコンドリア機能を改善しDrp1を再分布する

アルツハイマー病(AD)は、世界中の認知症の主な原因である。ミトコンドリア異常はADの多くの細胞型で確認されており、古典的な病理学的凝集体の発達に先行する欠損がある。原発性胆汁性肝硬変症の治療薬であるウルソデオキシコール酸(UDCA)は、パーキンソン病患者、ならびにADおよびパーキンソン病のいくつかの動物モデルに由来する線維芽細胞のミトコンドリア機能を改善します。本稿では、散発性と家族性の両方のAD患者からの線維芽細胞におけるミトコンドリア機能と形態の両方を調べた。散発性AD(sAD)とPSEN1線維芽細胞の両方がミトコンドリアの膜電位とミトコンドリアの形態の変化の同じ障害を共有することを示します。しかしながら、ミトコンドリア呼吸は、sAD線維芽細胞において減少し、そしてPSEN1線維芽細胞において増加した。 AD線維芽細胞に見られる形態学的変化には、ミトコンドリア数の減少および細胞核周囲のミトコンドリアクラスター形成の増加、ならびに長いミトコンドリアの数の増加が含まれる。我々は、UDCAによる治療がミトコンドリアの膜電位と呼吸を増加させると同時にAD線維芽細胞における長いミトコンドリアの量を減少させることをAD患者組織で初めてここに示した。さらに、ダイナミン関連タンパク質1(Drp1)レベル、特にsADと家族性患者線維芽細胞の両方でミトコンドリアに局在する量の減少を示しています。 Drp1タンパク質量と局在はUDCA治療後に増加した。 Drp1をノックダウンすると、UDCAの回復効果はなくなります。本稿では、神経変性疾患の治療薬としてのUDCAの潜在的な使用法について説明します。

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